三宅島の雄山の噴火から始まった火山活動は周辺の島々へ多大な影響を与え、ことに三宅島では硫黄酸化物の高濃度の排出が現在も続き、島の皆さんは未だに帰島することができません。
今年の夏の始めにクルージング計画を立てようとしたとき、多くの方が今まで訪れた島やお世話になった島の方々に複雑な思いをお持ちになったことでしょう。
そして、伊豆諸島災害支援募金をしては、との声があちらこちらから上がってきました。
そこで、東京ヨットクラブが音頭をとって “ 日ごろお世話になっている島の方々にエールを贈ろう ” との募金キャンペーンを張ることになりました。
募金箱は、マリーナ入り口、マリンセンターフロント、レストランサンクルー、などに置き、8月初旬から8月28日まで行われました。
ことに、8月27日の保田ミーティングの席上に回った募金箱はみるみる重さを増しました。この結果、総計205,945円が集まり、全額を伊豆諸島災害支援キャンペーン事務局に託すこととなりました。
期待をはるかに上回る結果となり、皆様の暖かい心遣いに敬服するばかりです。
ご協力を頂いた、TYCの会員の皆様を始め、夢の島マリーナ振興会(夢の島マリーナ係留艇、マリンセンター、サンクルー、マリンサービス、など)の方々にこの募金活動の責任者として御礼申し上げます。
なお、預託先の紹介とその代表者 ( ヨット“はなこ”のオーナーです ) から頂いたメールを下に記しておきます。
〔 伊豆諸島災害支援キャンペーン事務局 〕
責任者 樋口 亮一
〒107−0052
港区赤坂2−10−8 信和ビル5階
宇都宮事務所 気付
tel 03−3586−0899
fax
03−3584−5480
URL 舵誌12年10月号 280頁 参照
〔 代表者、樋口 亮一 様からのメール 12年9月22日、全文 〕
東京ヨットクラブ、夢の島マリンセンター、夢の島マリーナ保管艇皆様。
本日、皆様のご好意を頂きました。心より御礼申し上げます。本日の午前中に東京都島嶼町村会に100万円を支援金としてお渡し致しました。
すぐに、新島の出川村長、神津島の山下村長から、お礼の電話がありました。支援いただいた方々に感謝のことば、とお礼をおっしゃっておられました。
現在は震度2程度におさまり、神津島,新島では8月初めより安定してきたそうです。しかし亡くなった被災者の方がでてしまった、神津島では今日も復旧作業に追われるかたわら、公共施設に、避難をされているかたもおられ、長引く避難生活を余儀なくされております。
現在183万円の基金が集まりました。海の仲間たちの善意はすごいですね。そして、本日も三重県の中学校生徒会の中学2年生から支援の電話がありまた。
良い中学生がたくさんいます。感激です。 人の持つ良心の啓蒙,啓発活動を含めたこの活動に喜びを感じています。
今後とも、ご指導下さいますよう宜しくお願い致します。
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