石垣島チャータークルーズ
                    
  << クルーズレポート 国内編 >>      泊地クルージング委員長 和田 実

   

 

 

TYC 夏 恒例の保田ミーティング&レース(保田 M&R)も終わり、2001年の夏もあとわずかになりました。
皆様は、どんな夏を過ごされましたか?我が艇「ランドフォ」は、散々でした・・・・
7/21のトワイライトレース時のティラートラブルに始まり、
8/15には、ラダー脱落という致命的なトラブルが起き、
自艇での保田 M&Rには参加出来ず涙をのみました。
 そこで、TYC HPに掲載された メイフェアー 高橋氏のバハカリフォルニア クルーズの向こうを張って、
日本で有りながら日本ぽくない?でも日本、そんな所に関東の梅雨明け前の7月5日?8日にかけ、
真夏の海でクルージングをしてきた、クルーズレポート国内編を掲載させていただきます。
 これから休みを取って何処かへと、お考えの方には、おすすめです。

思い浮かべて下さい!
 紺碧の海!
 肌を刺す太陽の日差し、
 島々を取り巻くリーフへ打ち寄せる白波、
 水平線にかすむ島影
 リーフエンドのダイビングで見る色とりどりのサンゴ礁

あるんです!
どこか?って!
その島は?
 東京から直線で1900Km  八重山諸島の一つ 中心をなす島 「石垣島」です。

その石垣島に今年の6月よりオープンしたチャータークルーズをメインにディクルーズ・サンセットクルーズを
楽しませてくれる ヨットセーリングサービス「シーマール」と言う会社が。
昨年の6月に香港よりオーナーと友人の2人で1週間かけ回航してきた、
かつては、サンディエゴヨットクラブに所属しIOR全盛期のレーサー「インベーダー」エリクソン46が
艇名を「ファルコン」に改めクルージング艇として進水しています。

何で知ったかって!
今年の5月頃だと思いますが、偶然 本屋のトラベルコーナーに置いてあった雑誌、「るるぶ」の1ページに
4 cm×5 cm ぐらいの写真が載っていました。

 





よく見るとスターン部分でしたが、なんとランナー付きのモノハルのクルーザーじゃないですか、
おおよそ沖縄近辺の島々で乗る観光の船は、マルチハルが当たり前、リーフを考慮しているとは思いますが。
 石垣島のハーバーにレーサーヨット、解説に「蒼い海でクルージングなんとか・・・・・」
の文字にピン!と来た訳で、すぐ調べました、結果、行くきゃない!

 沖縄の梅雨明けは、6月の下旬、開けてからの10日間は、ピーカンが続くとの事、
7月の頭なら素晴らしいセーリングが出来るぞ!てな訳で7月5日から4日間の石垣島 行きとなった次第です。

ところが7月5日 当日 沖縄へは着いたものの石垣へ飛ぶ便が、
台風通過後の吹き返しの影響でちょっと待ったの1時間、なんとか石垣島に着きました。
 飛行場から「シーマール」へ直行しクルージングの予約。

 

 
 



オーナーの浦崎ご夫妻

 



「シーマール」の看板、ちょっと小っちゃめ

 
  オーナーの浦崎氏と会い、話を聞くが今日、明日は風とうねりが強くて出港は、無理との事。
7日のサンセットクルーズならばと言う事で、まとまりました。そこで「今、船は何処?」
「見たいんですが?」の申し出に、「いきましょ!」と快く OKの返事。



ハーバーからちょっと離れた漁港に避難してました。
この時、防波堤越しにけっこうなうねりと強風で白波の海が見えていました。
この状態で乗船しスナップを、撮らせてもらいました。

 

 
 

 

 
 

1973年 進水とは!歴史を感じさせる貫録が印象的でした。

船内も回航してから8ヶ月を掛け、リニュウアルしただけあって素晴らしものでした。
ウッドの船内、落ち着きます。別荘を持つならこの船で良いじゃない!
そんな気持ちにさせてくれる内装でした。


 
 

 
 



チャートテーブルの中に IORのレーティング証明書 
1973年当時の厚さ6 cmのファイルが入っていました。

 

 
   

左舷 ヘッドルーム

ゆったりとした感じで快・間違いなし! 


ヘッドルームの後ろクオーターバース
 
かつてのオーナールーム?
 
   

フォクスル かなり広い!

なんだかんだで1時間ほど見学させてもらい7日のサンセットクルーズを楽しみに事務所に戻りました。
雑談の中で浦崎氏の奥方 「みちよさん」東京は葛飾 柴又の生まれとかで、
ご自身は手作りのインディアンジュエリーブティックを経営しつつ「シーマール」の事務を兼ね、
なんとなく大変そう?チョットちっちゃい「シーマール」の看板が気になりました。 

 

 
 

7月7日 サンセットクルージング スタート!



普段はここにもやいをとっている。

ここの係留費なんと月 数千円だそうです。夢の島マリーナの値段を聞いて唖然としてました。

 

 
 

今日は、クルー 1 人? いつもの事ですって!

 

 
 

 

 

 
 

 

 
  「ファルコン」のポンツーンには、スループタイプのヨットが5 艇ほどもやわれていました。



ポンツーンを後にして

 

 
 

今回の出港時間は、サンセットクルーズなので、17:50でした。

 



まだまだ日が高くかなり明るかった。
 
 

46フィートクラスのメインは、さすがにでかい! 


バウ ウオッチ?たまには写真撮影モードでも

 

 
 

サンドイッチを食べながらのヘルム、
アビームの風の心地よさ!

石垣島をバックに東シナ海へ向け帆走中。


オーナーの浦崎氏(シーマール 代表)

この船を、7日かけてホンコンより回航してきた時の話や内装のリニューアルに8ヶ月もかかってしまった話など船の話題はつきなかった。

 

 
 

今回 クルーとして乗船してくれた
マコちゃんこと誠君

神奈川の平塚出身のウインドサーファー、
石垣に移住して早20年!もうジモニーですね。


水平線に西表島と竹富島が見える。



19:30頃かな?
   あいにく絵に書いた様なサンセットは、
見られませんでした。
 でもバックの雲間に夕日の朱色、素晴らしかった!
この時間を、さかいにあっという間に闇に包まれ行く
東シナ海。

 

 
 

この時間で19:00頃、先日までのこの海は、
台風4号の吹き返しで風速15〜18m・
5〜8mのうねりでさんざんだった様です。
 
   
 
今日の日が終わってしまい、ちょっと残念!
この次は日の出を船上で見るぞ!3?4日のチャータークルーズを心に決めた瞬間でした。

ちなみに、沖縄本島まで往復4日半、台湾 往復2日だそうです。石垣島近海には無人島がけっこうあるとの事、ダイビングを兼ねての無人島巡りも良いんじゃないかな。
 今回は、台風の余波・滞在時間等の都合でサンセットクルーズ止まりになってしまいましたが
約4時間、東シナ海でのクルージング素晴らしいものでした。
今年の夏からオープンした事は、先に述べましたがチャーターして楽しむ
マリンレジャー石垣島ならではのメニューじゃないですか!
ヨットを介しての遊び、追及していきましょう。

クルーズレポート書くにあたり取材に快く対応していただいたシーマールの浦崎夫妻に御礼申し上げます。
                                                   2001・8・31

 

 
  【 資料 】

ヨットセーリングサービス [ シーマール ]
代表  浦崎 賢栄
〒907-0022
沖縄県石垣市大川 200-1 国際ビル 1 F
TEL 09808-2-0530 FAX 09808-2-0676

http://www.ne.jp/asahi/seamarl/marine/ (ヤフーで検索可)
E-mail: seamarl@marine.email.ne.jp

ホームページにて予約が出来ます。ぜひアクセスしてみでください。