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2013.01.01
新年のごあいさつ
東京ヨットクラブ 会長 小島 正和(TEAM 10 Jr.)
明けましておめでとうございます。
平成25年(2013年)、新たな年を迎えるにあたり、一昨年に発生した東日本大震災および福島第一原発の放射能事故によって被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。震災の後、東京ヨットクラブでは会費の一部から、またレース参加者からは参加費の一部を義援金として拠出してまいりました。今後ともこのような活動を通じて1日でも早い被災地の復興を願っております。
東京ヨットクラブは、経営母体でもありますスバル興業(株)殿との連携を深めながら、新しいクラブライフを創造していきたいと思っております。
昨年はTYCの20周年Yearとして位置づけ、一つは家族みんなで楽しめるコミュニティークラブとして、パワーボート、ヨットを問わずマリーナを中心とした各種イベント、ショートクルージング等の企画を実践し、さらに近隣のマリーナ、ヨットクラブおよび海外のヨットクラブとの親交を深め、情報の交換・共有を図ってまいりました。
本年度は、このような企画を充実したものにするため、特に韓国の“700ヨットクラブ”との交流を各種イベント・レースを通じてどのように行なっていくか、また、”スポーツ“としてのヨットレースを充実したものにするため、年間10戦行われているクラブレース・シリーズ戦の他に、人気のスバルザカップレース、東京湾インショアレガッタ、昨年から始まった東京湾ダブルハンドレースを引き続き実施していきたいと思っています。そういった中で海上保安庁、小安協および関係機関と連携しながら、東京湾でのビッグイベントに対する実績を積み重ねていき、大都会と言う特殊なロケーションの中でより安全にマリンライフを楽しみたいと思っております。
今年は9月28日〜10月2日に“東京国体本大会・スポーツ祭東京2013“の開催が予定されており、若洲沖がヨットレースの海面となっています。
さらに、現在JOCでは2020年東京オリンピック・パラリンピックの誘致活動を行なっており、9月7日にはブエノスアイレスで開かれるIOC総会において開催都市が決定します。(東京・マドリード・イスタンブールの3都市から)
オリンピックのヨット競技会場も若洲沖を予定しています。
普段TYCのクラブレースも若洲沖で行っていることから、レース運営、ホスピタリティーに関して各関係機関も東京ヨットクラブに期待するところが大であり、我々もヨット、パワーボートの方々を問わずこの大きなイベントを支援していきたいと思っております。
皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
東京ヨットクラブでは安全第一を最優先に、帆走技術・操船技術の向上、そして夢の島マリーナ係留艇およびスタッフの皆様はもちろん、他マリーナ・クラブさらには海外のマリーナ・クラブの皆様との交流を深めることによって、すばらしいマリンライフを創造するとともにシーマンシップの向上を図る事を目的としております。
まだ震災後の爪あとが残っていますが、今年もTYCとして引続き被災地の支援をしていくと共に、これらのイベント・レースを通じて東京湾から被災地に向けて応援メッセージを送り続けようではありませんか。
本年度もよろしくお願い申し上げます。
皆様の御安航をお祈り申し上げます。
2013年(平成25年) 元旦