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2011年3月11日14時46分、三陸沖を震源とした国内観測史上最大級となったM9.0の地震が発生しました。この東日本大震災は、津波や火災で多数の死傷者、行方不明者を出し、さらに福島第一原発の重大な放射能事故によって多数の方々が避難生活を強いられています。

亡くなられた方には謹んでご冥福をお祈り申し上げます。また、被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。

今回の震災ではいろいろな形で義援金が送られております。東京ヨットクラブでも、会員の方の会費の一部から、またレース参加者からは参加費の一部を削減しながら義援金として拠出しています。

その他にもマリーナでは募金箱を置き、また第3回スバルザカップではチャリティーレースという位置づけでレースを開催いたします。

すでに実施致しました“子供の日のボランティア”では被災された方30名ほどをご招待して大変喜んでいただきました。

TYCでは、このような活動によって1日でも早い被災地の復興を願っております。

1992年(平成4年)3月、夢の島マリーナ開港後、その年の9月に東京ヨットクラブが発足しました。初代会長に坂田修一氏、二代目会長として土肥丈志氏、三代目故長澤洋氏、四代目和田実氏、そして今年から五代目会長として私が和田会長から任命されて大役を担う事となりました。

TYCが発足してすぐに、マリーナの活性化のためにはクラブレースを充実させることが必要との思いで坂田会長を中心に競技委員会を作り、私は3年目から競技委員長を務めて現在に至っております。

東京ヨットクラブは、他のクラブよりも歴史は浅いですが、歴代の会長と役員の業績は大きく、また、東京夢の島マリーナの経営母体でもありますスバル興業(株)殿とも連携を深めながら、春に行われる“子供の日ボランティア”、夏の“保田ミーティング”、秋の“マリンフェスティバル”、冬の“横浜クルージング”などパワーボートとヨットの皆さまがゲストと一緒に楽しめるような“遊び“を企画しています。また、一方では”スポーツ“としてのヨットレースを充実したものにしようという試みも行っています。

このような活動を通して、近隣のマリーナ、ヨットクラブ殿との親交を深め、情報の交換・共有を図りながらより充実したマリンライフを創造することを目的としています。

そして

① 海に関しての知識・マナーを高めながらの安全航行を第一、

② 地域社会への寄与と自然擁護の意識高揚、

③ 会員およびマリン仲間との親睦、

を大きな柱とし、総じてシーマンシップの向上を図る。

上記3点を本会の理念として掲げています。

本年度は未曾有の大災害が発生し、各イベントの自粛が行われましたが、我々に出来ることは何かを考えながら、東京湾から被災地に向けて応援メッセージを送り続けようではありませんか。

皆様のご理解とご支援をお願いいたします。

平成23年5月22日  東京ヨットクラブ会長  小島 正和