Event Report
2015年03月26日
初戦のコミッティはレース委員長艇であるZephyrosとマキシン954が努めます。暖かい春の陽射しだが、微風、風が定まりません。南に振れたら少しは上がってくるはず。去年より少し増えて28艇、「よろしくお願いしま〜す」という声とともに海上エントリーです。≪写真2 海上エントリー≫
風が定まるのを待って、定刻より15分遅れてレースクラスのCとクルージングクラスが潮に流されるのを注意してか、少しおとなしめのスタート。Team10JrがOCSでしたが、ぎりぎり解消してコースへ向かいます。165°0.8Mにあるブイ目指して、3.5ktの微風を拾いつつ海面を左右に分かれていきます。≪写真3 レースCとクルージングスタート≫
その10分後、レースクラスA・Bの16艇がスタート。ラインは少しだけマークが高い。しかしその後右に振れるのを見越すと、本部艇寄りから早めに右海面を目指す方がいいか…各艇の思惑か、ラインいっぱいに広がったスタートは綺麗です。下側いっぱいからはEAGLEⅠ世、本部艇ぎりぎりからは今年から参加のRabbit’s Tailがいいスピードで出ていきます。≪写真4 レースクラスABスタート≫
最初のレグ、風は微風のまま10度前後の幅で振れを繰り返していますが、なかなか上がってこない。そんな中、全艇を抑えて最初のマークを回航したのはBlue Peter。その後レティシアドゥ、コンステレーションの大型艇が先にスタートした艇団をかわして回航。微風を苦手とする真っ赤なハルの義船がよく滑らせて続いているのが目立ちます。そして、最初のマークを次々と回航するヨット。≪写真5 マーク回航 ≫
その後少しだけ風があがり5kt前後に。あいかわらず振れはありますが、うまくその振れを利用した艇が前に出ます。各艇とも逆転、逆転を楽しんだのではないでしょうか。Aクラスではコンステレーションが所要時間90分でファーストフィニッシュ。≪写真7 コンステフィニッシュ≫
レースクラスA着順2位、修正トップのNaoNaoCarreraS。常勝レティシアドゥを着順でもおさえてのフィニッシュは立派です。レースクラスBトップはイーグルⅠ世。微風の振れに合わせてコースを取っていました。同クラスの2位に7分の大差でフィニッシュしたBlue Peter。すばらしい帆走でした。≪写真8 クルージングフィニッシュ≫
クルージングクラスでは逆に振れている風の中、あまりコースを変えなくても風をうまくつかんで走っていたのがよかったようです。昨年の第1戦に続き、今年も初戦を制したAQUAがクラストップフィニッシュの義船をかわして第1位でした。≪写真9 ≫
3月22日、TYCレース2015の幕開け、オープンングレガッタが開催されました。
今年から、TYCレースは、4レグの2レースや、ショートオフショアレースなどタイプの違ったレースを取り混ぜて行うことに。
今回の初戦は、4レグx2レースが予定されています。