Information From Race Committee
2012.04.03
TYCは20年近くに渡りシリーズレースを開催しておりますが、クラブレースという性格上、レーティングに関してはPHRFでハンディキャップを決めてTCFで成績を出しています。
現在4クラスに分けてそれぞれの特徴に合わせ、出来るだけ成績が偏らないように総合的にTCFを決定しレースを行っております。
おかげさまで年々各艇の技術や意識も向上し、まさにレース毎に順位が入れ替わるような熾烈な戦いが繰り広げられるようになり、大変エキサイトなレースになってきております。
しかしながらレースクラスAに於いては対外レースにも参加する艇が多くいるため、PHRFでのレーティングの枠内ではそのパフォーマンスを公平に評価する事に無理が生じてきています。
その為にレースクラスAに於いては、現在世界で最も採用されハンディキャップの主流である、IRCレーティングのTCCを適用することとしました。
IRCはJSAF公式レーティングでもあり、IRCクラスをクラスに設ける事はクラブレースそのものが公式なレーティングで行っているという事を広く周知でき、クラブレースそのものの信頼性も高く評価されます。
今やTYCもスバルザカップや東京湾初のダブルハンドレースを開催し、その名誉会長にJSAF会長の河野氏をお迎えできる程の力を持てるようになりました。
これもレースに携わる委員や役員にはジャッジの資格やレースオフィサーの資格を積極的に取らせ、レースのレベルや信頼性に大きく寄与させた前会長の和田氏や現会長の小島氏などの努力の賜物です。
今やTYCは関東水域のみならず日本全国のヨット関係者から注目される存在になりつつあります。
名実ともに日本一のクラブレースであるため、今後も皆さんで是非盛り上げていこうではありませんか。
もちろん今回はレースクラスAのみの変更で他のクラスは今まで通りのPHRFですのでご安心下さい。
以上のことをご理解の上、レースの期途中ではありますが何卒ご了承の程よろしくお願い致します。
平成24年4月3日
東京ヨットクラブ 競技委員長 市川庸一