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イベントレポート

Event Report

一昨年から始まった東京湾クラブ対抗ヨットレース(横浜)に参加してきました。そのレポートです。

このレースはJ24という艇を使って、東京湾の各クラブが競う「東京湾クラブ対抗ヨットレース」と、その上位3クラブとブラインドセーラーの3チームが交流戦で競う「ブラインドセーリング大会」の2部から構成されています。

参加TYCチーム、チーム名は昨年に引き続いて「TYC ALL STARS」を踏襲。

和田TYC顧問(前会長)を団長とするTYC所属の6艇からの合計9名という、文字通りのALL STARSが2日間合計10レースに参加です。

大会は前日19日(金曜日)のブリーフィング、艇抽選と前夜祭から始まりました。ただ今回は平日の金曜日ということもあって、和田団長他2名とちょっと寂しい参加でした。

翌20日 土曜日 第3回東京湾クラブ対抗ヨットレースの日。
この初日、実はブラインドセーリング大会以上に、各クラブとも「予選落ち」の烙印を押されないよう「ガチンコ勝負」です。

TYCのためにYCCが提供してくれた大きなパワーボート(今回も金・土と宿泊場所準備してくれたYCCに感謝)に前日から宿泊していた和田・小島に、朝集合の2名でレース海面に乗船するJ24(9号艇)を回航臨海パークぷかり桟橋(インターコンチネンタルホテル前)で、集合した4名と合流20日参加者全員で開会式に臨みます。

初日のレースは4人x2チームを構成し、第1〜第3レースをチームAで、第4,5レースをチームBで予選突破を狙います。

コースは短い上⇔下5レグの30分ほどのレース。 

緊張の初戦、ちょっとスタートに出遅れます。

その挽回を狙ったが、艇に慣れない中で痛恨のマークタッチ、このレース6位と出遅れます。

しかし、第2レースは第1上をトップ回航といいスタート。

その後ダウンウィンドでコースの微妙な風の違いで順位を落とすも3位でフィニッシュ。

第4レース前にしてチームBと交代。チームBはそのまま翌日もレースに参加するメンバー中心で構成。

いいスタートポジションだったがタイムをミスってOCS、解消する間に最後尾スタート。

この辺が同型艇のおもしろさ&厳しさ。

でもその後2艇をかわして4位フィニッシュ。

この段階で4位タイ。

しかし上位に入っているベイサイドマリーナチームが翌日は都合つかずリタイアの情報があり、単独4位なら繰り上げ残留するとの情報があり。

運命の最終戦、4位にフィニッシュ。

初日のレース結果発表。準優勝 2位のチーム横浜ベイサイドクラブ(YBYC)さんが棄権された為Team TYC ALL STARS(TYC)最終戦で浦安・木更津合同チームを1点差でかわして4位。繰り上げで残った!

昨年に引き続き、翌日に残ったということで、中華街での会食は大いに盛り上がりました。

今回、翌21日がTYC定例レースの為、翌日の選抜メンバーはチームB中心で。

残るメンバーの健闘を期待しつつ帰路につきました。

21日 日曜日 第11回ブラインドセーリング大会です。

今回は、ブラインドの3チームと前日からの勝ち残り3チーム、合計6チームでのレースです。

朝、残るメンバーがYCCで合流、前日からの宿泊者含めてメンバーが揃います。

開会式、来賓の挨拶が続くと、いよいよ上艇、10:15の第1レース予告信号を待ちます。

今大会に初参加、初出場ですが川村嬢(ゼフィロス)がディンギーの経験が豊富であることから、ヘルムを担当してレースに臨みます。

古谷信玄(若手では有名なセーラー)擁するYCCに一泡ふかしたいところですが…

※「チームYCC」ヘルムス古谷信玄氏は、早稲田大学ヨット部のOBで早稲田大学ヨット部のインカレ3連覇を達成させた選手です。

昨年の東京国体では、神奈川県代表として2004年 アテネオリンピック セーリング男子470級銅メダリスト関 一人(せき かずと)氏と組み470で出場しています。

1レース目、スタートはおそらくドンピシャ。
割と下の方から出て、途中でタックを返し、ポートで全艇の前をきります。
「男の花道」ならぬ「女の花道」でしょうか… 一上をトップで回航。

しかし一下にいくまでに、信玄艇にインに入られ抜かれてしまいました。
このまま2位をキープでフィニッシュ。

2レース目、スタートはよかったが、一上2位回航、そのまま2位フィニッシュ。
3レース目、スタートで上に2艇のブラインド艇、一番上の方にいるブラインド艇が無理矢理くだってきて、下るしかない、という状況でスタート出遅れる。上の2艇はX旗をみてリコールしたとおもって戻っていくが、4位でスタート。

1下3位で回航、その後のクローズで、上り殺して2位に浮上。その後、3,4位艇のケースもあって、余裕の2位でフィニッシュとなる。

4レース目も2位のあと、最終5レース
一度は信玄艇より前に…と。スタートは調子よく、チームYCC信玄艇少し出遅れていた模様で、1上トップ。さらに1下までリードをまもり1下トップ。

信玄艇とのタック合戦も運良くリフトの風に恵まれて、そのまま2上も一位で回航。この時、12秒差。 2上からは後ろからじりじりと追いつかれ本部艇を横切るとき(半分くらいの位置)は8秒差まで縮まっていたよう。

ある程度ラフィングマッチを繰り広げた後、信玄艇はジャイブ。(このとき、もう差はほとんどなかった)ここで弱気になってしまい、ジャイブでついていかず、フレッシュウインドをとって走ろうと信玄艇から少し離れてしまいました。

結果、2下でリードをゆるす。

我々が先にジャイブを返し、下マークでインをとれる位置にいくべきだったか…
その後、最後まで追い抜くことはできず、やはり今回も2位。

全レース1位でYCCが優勝、全レース2位のTYCが準優勝

ちなみに信玄さんが高校3年の頃、川村譲は高校1年で、九州の同じヨットハーバーで活動していた頃があり、信玄さんは憧れの存在だったそうです。

憧れの先輩と一緒に走ることができて、最高に思い出に残るレースだったとのこと。
ということで「来年こそは1位を一回くらいとりたいなぁ」と。

(以上、和田さん、川村さんの記事含めて山本編集)