タヒチパールレガッタ2007 遠征記

   

   タヒチでレースがあるんだってさ! 行こうぜ! 南太平洋のど真ん中に浮かぶ究極のパラダイス、タヒチ諸島で2000年に初めて開催されて以来毎年行われているタヒチレース! なんという心地よい響き!
 世界中から集まるヨットマンはギンギンのレーサー派というよりは、どちらかというとクルージング大好き、アフターレースのパーティ大好きといった、我々には実に親しみやすいイベントなのです。毎年話題にのぼりながら、5月の連休のすぐあとに1週間の休みをとれるほど、まだまだ悠々自適の身の上じゃあない。でもそんなこと言ってるうちに体が動けなくなったらどうすんの? よし!行くしかない。行こうぜ!  
 というわけで、5月の中旬の足掛け8日間、皆様の暖かい声援?を背に行ってまいりました。パペーテまで関空経由で約14時間、昼過ぎに着いたものの、乗り換えの便が遅れに遅れて、ライアテア島のサンセイルのベースに漸くたどり着いたのは夜の9時。とりあえずは乾杯! チャーターヨットでの第一夜は皆ぐっすり・・・。  
 オセアニス423はファーラージブでオーニングもばっちりのクルージングには実に 快適なのですが、えっ?スピンハリないの?日本からはるばる担いできたジェネカーが使えねえじぇねーかーとか言いながら何とか頼みこんでつけてもらう。  2日目は全員の食料、飲料の買出しと各自愛妻のためのブラックパールの買い付け。  
 翌日は昼からモツ(煮込みじゃあないよ、小島のこと)でいよいよオープニングセレモニー。エントリーは日本からの3チームを含めてモノハル23艇、カタマラン3艇。 美少女軍団による歓迎のタヒチアンダンス。気分はもうすっかりポリネシアン!ビーチに寝そべるトップレスの美女をバックにハイ、チーズ! おいおいどこ撮ってるんだ?

 
 
成田から約14時間!南太平洋のど真ん中のタヒチ諸島

 


レースの舞台となったさんご礁に囲まれた 
タハア島とライアテア島
 
 
長旅おつかれさま!
まずはヒナノビールでマヌーナー!!

レティシアクルーを中心に屈強の遠征隊の面々 
しかし色気ないねえ・・

 

 
 
東京湾とはさすがに海の色がちがいます

 


ポリネシアの空にはためく我らがTYC旗
 
 
日本から参加の早稲田YCのOBチーム 
   なんと全員65歳だって!

 


いよいよオープニングセレモニーの始まり
   ディンギーでモツ(小島)に向かいます
 
 
アンカリングしている全26艇の参加艇

 


タヒチのビーチはパラダイス!?

 

 
 
レースコミッティ代表よりご挨拶

 


タヒチの美少女軍団による歓迎のダンス
 
 
各チーム船に戻って、作戦会議?

本島のホテルでウェルカムカクテルパーティ

 

 
 

 いよいよレース初日。二日酔いをシャワーで洗い流して、いざ出陣のエイエイオー! コースはタハア島のラグーン内をほぼ一周する島周り。スタートはバッチリ。風は10〜15ノットと絶好ながら、島特有のシフティなブロウにあっけなくジェネカーを破く。 さんご礁をにらみながらのタックとジャイブの繰り返し。22マイル、約5時間のなかなかスリリングなレースは、着順13着、修正11位というまずまずの結果。参加艇の半分以上が地元のレース艇の中、スピンなしでこれならいいんじゃあないの・・とかなんとかでまずはマヌーナー!(タヒチ語で乾杯)  
 そのあともブタの丸焼きありーのファイヤーダンスありーので大盛り上がりの一晩。


 
 
今日はいよいよ第1レース!エイエイオー!

 


スタートはなかなか!いけるんじゃないの?
 
 
タヒチパールレガッタ参加全艇のスタート
我らが"グラシアス"はどこかな?


 
 
左から2番目に我らが"グラシアス"

 


トリコロールのジェネカーで頑張ってます
 
 
タヒチの空に映える鮮やかなジェネカー

 


おいっ!シフトした、やばい降りないぞ!
 
 
まあいっか、スピンなしで頑張ろう!

 


上りになればいただき!カミから失礼

 

 
 
リーワード!ってシモのこと?

 


レース結果はともかく、ヒナノが美味い!

 

 
 
ブタの丸焼きから野菜までなんでもあり

 


スキッパーが受ける洗礼(お祓い?)の儀式
 
 
タヒチ美女のポリネシアンダンス 

 


イケメン楽団も本格的!

 

 

 

 
今夜のメインイベント!ファイヤーダンス

 


さすがに本場だけあって迫力満点!

 

 
 

 第2戦はタハア島からボラボラ島まで約25マイルの外洋レース。毎月東京湾でしのぎを削っているおかげか、皆がマジにやってないせいか・・?またまたスタートだけはドンピシャ!ほぼアビーム1本のクルージングのようなじつに気持ちの良いレース。 なんとかDNFぎりぎりでフィニッシュのあとは、究極のリゾートといわれるボラボラ でハッピイタイム・・・。またまたその晩は美女ありーの、おじさんありーの・・。


 
 
一夜明けて、タヒチの朝は早い

 


今日はボラボラ島を目指して外洋レース
 
 
パスを抜けて第2レースのスタート
   我らの"グラシアス"もいい所にいます

 

 
 
おい、さんご礁に突っ込むなよ

 


なかなかイイ眺めじゃあないの

 

 
 
無事ボラボラ到着 アンカリングして一休み

 


早稲田チームのお父さん達と記念撮影
 
 
あこがれのコミッティのマドンナと・・

 


コミッティの委員長と今日のレース内容は・・

 

 
 
ポリネシアンダンス 男性ヴァージョン

 


踊り子さんに手を触れないで下さい!

 

 
 

 さて第3戦は、ボラボラのラグーン内でのブイまわりレース。おなじみの三角にうったブイを反時計まわりに3周半。ちょいと余裕あり過ぎで、スタートで遅れをとってしまう。巧妙なタクティクスと絶妙なテクニックで多少挽回をはかるも、敵もさるもの。 結果はともかく、なかなかエキサイティングな面白いレースでした。マヌーナー!  
 その日の夕方はかのパールビーチリゾートにて表彰式。スキッパー全員による謎のセレモニー、参加全艇が次々と呼ばれては表彰と美女のキス!と大いに盛り上がるなか、 持参のTYCのバージとポロシャツをプレゼント。これが実に大好評でそのお返しとばかり美女からのキスの嵐ならず、マッチョ親父達からのハグハグ攻め!  
 いよいよ明朝は帰国の途。ゆったりと流れるタヒチの夕暮れに名残りを惜しみながら、船に戻ったのでした。 


 
 
第3レースはボラボラのラグーン内でのブイまわり三角レース

 

 
 
スタート! よし今日も頑張ろう!

 


ボラボラ島をバックにイイ眺めです
 
 
だんでい五十住 タヒチを帆走る

 


ぼうずん石井 タヒチを征す・?
 
 
ゴール間近、最終レグを逃げ切ろう

 


フィニッシュの後の乾杯はやめられません
 
 
レースが終わってハッピィタイム

 


ビキニの美女はやっぱり似合う

 

 
 
一度は泊ってみたい水上コテージ

 


究極のリゾート、パールビーチリゾート
 
 
表彰式前のスキッパー達の謎のセレモニー

 


現地のヨットクラブとTYCのバージ交換

 

 
 
次から次と各ヨットクラブの握手攻め

 


?ヨットクラブ代表の方々と国際交流

 

 
 
セレブなホテルのロビーに溶け込む面々

 


日本チーム集まれ! はいチーズ!

 

 
 
全レースを終えた、たそがれのボラボラの海

 


船に戻っておやすみタイム、宴会タイム?

 

 
 
ゆったりとした時間が流れる・・・

 


またぜひ来るからね、Au Revoir!TAHITI!

 

 
  ※ 写真提供 タヒチプレス、神谷吉紀、五十住、石井、岡本 ほか

 

 
   ご参考までにタヒチ事情を簡単に。飛行機はパペーテ直行便が往復週3便あり。言葉は買い物ではタヒチ語、口説くのはフランス語。物価は東京並み、女性も東京並み・・?スーパーには味噌、醤油から昆布、わさび、だしの素までなんでもありで、そうめんと重いつゆをはるばる抱えてゆかなくてもよかったかも・・。

(レティシアドゥ石井 記)

 なお、レースの写真、コース、レース結果などなどさらに詳しい情報は下記サイトを見てください。(フランス語だけどね)

http://tahitipearlregatta.over-blog.org/

http://www.tahitipearlregatta.org.pf

http://www.tahitipearlregatta.org.pf/regateen.html