Event Report
2012年09月10日
9月9日(日)にTYC第8戦が行われ、イーグルⅠ世と翔竜がコミッティーとしてレースの運営を担当しました。
両艇とも毎年のようにコミッティーを担当しており経験豊富でしたので当日は7時に9人が集合し準備を始めましたが8時前には終了。
8時半からの艇長会議を済ませて本部艇の翔竜をレース海面に廻航! 残暑がまだ続く暑い一日になりそうでした。
当日マリーナから頂いた最新の気象情報では午前中の風はあまり強くなく昼過ぎから風速5〜7mくらいになる予報でした。
出来るだけレースコースの上下の距離を長くとり参加艇にはたっぷりレースを楽しんで頂こうと上下1マイル以上のコースを考えていましたが、やはり予報通り午前中の時間帯では、その距離を設定するほどレース海面の風は強くなく約3〜4mの風速でした。
携帯サイトによる風情報も調べ東京湾南側の海ほたるや第一海堡、横須賀や江の島方面の風情報もチェックしましたがレース海面より風が弱く午前中に風が強くなる見込みはない感じでした。
風速は約4mが限界と思いコミッティーマニュアル通り風速4m→上下距離0.8マイルで上マークを180度にコース設定することに決定!
海上エントリーを始めましたがレース備品の拡声器が行方不明でしたので仕方なく夢マリの福島さんに生声にて確認コールをして頂きスタート15分前までに完了!
帆走指示書の定刻通り9時55分にクルージングクラスとレースクラスCの予告信号を掲揚!
風は約3〜4mの軽風でしたが安定していましたので各艇スタート10秒前にライン一杯に並びジャストスタートを切った艇が沢山いました。
しかし、アウター寄りで2艇がリコール! 直ぐに解消し最初のスタートはトラブルなく行われました。
次のレースクラスA・Bの予告信号も定刻通り10時10分に掲揚し、初めのスタートと同じくライン一杯に艇が並び壮観でした。
このクラスでも若干スタートの行き足が早かった艇がおり、リコールになりましたが解消し無事スタートが完了!
クルージングクラスの1艇がスタートから4分以内にスタートが出来なく記録はDNSになりましたが最後までレースを完走されました。
各クラスのスタートから風速・風向とも安定しており1上マークまでは東寄り西寄りとレース海面一杯に参加艇が広がり、まだまだ強い日差しに煌めく海面を爽快に帆走していました。
1上マーク回航は、ASTOがトップ回航し続いて義船!
義船は、重い船体にも関わらず苦手な軽風に対して快調な走りを見せていました。
1上マークを回航した艇は、風の振れがなかったため、ほとんどが北東にコースを引きワンジャイブ入れて1下マーク回航を行い、2上に対しては南西へある程度コースを引き数回のタックを入れて2上マークの回航を行うコース取りでした。
レース海面一杯に色鮮やかなセールが帆走している光景はとても爽快でした。
10時の最初のスタートから約1時間が経過し、早くもクルージングクラスの義船が11時7分台でファーストフニッシュ!
その後、
レースクラスC:ASTO
レースクラスA:コンステレーション
レースクラスB:TUPAMAROSS
が、それぞれ各クラスのファーストフニッシュでした。
そして、最終フィニッシュ艇も11時42分台となり、帰港後帰着申告した艇からの抗議もなく無事終了!
表彰式は予定していた15時から先月行われなかった第7戦も一緒に行われ、1位には優勝のクリスタル縦、2位と3位には東京夢の島マリーナから沢山の副賞を頂き授与されました。
レース結果はリザルトをご覧ください。
今回、レース海面の有利差はあまり無かった感じがしますが、小潮にも関わらず以外にも南南西から北北東への上潮が強い感じがしました。
第8戦のレースクラスBでは、第7戦に続いてネフェルティティが修正で1位となり2連勝となりましたが、第8戦のこのクラスの修正時間が1位から3位まで約19秒、3位から6位までが約12秒。
レースクラスAの1位と2位の修正時間も約12秒でしたので1秒の重さが感じられました。
第8戦の写真アルバムにフィニッシュ前のネフェルティティクルーのハイクアウト写真がありますが、ハイクアウしている全員がライフラインから身をできるだけ遠くへ迫り出す姿は勝負に対する気持ちが現れている感じがし見習うべきことかもしれません。
このようなクルーのモチベーションが艇速を0.1ノット速く走らせ1秒でもフニッシュタイムを縮めることにつながりレース成績に反映されているのかも知れません。
数秒の僅差を制し勝てた時の喜びは格別でしょうね!