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イベントレポート

Event Report

東京ディズニーリゾートオフィシャルホテルのサンルートプラザ東京「マグノリアホール」で行われた、第1回東京湾スバルザダブルハンドヨットレースウェルカムパーティ。
ドレスコード指定の大人の格式あるパーティになった。

300人を超える参加者やご来賓の方々で大変に賑わいを見せた。

まず最初にこの大会の名誉会長であるJSAF河野博文会長よりご挨拶を受け賜わった。

壇上にはこの大会に協力して頂いたTIFFANYの入賞トロフィーを並べさせてもらった。
優勝カップはあのサー・トーマスリプトンに送られたという高潔の象徴である「LiptonCup」を模して造られた「ハミルトンカップ」が並んでいる。

レースに負けてアメリカに持っていかれた100ギニーで作られた「アメリカスカップ」を取り戻すために、イギリスの名誉を賭けて30年に渡り愛艇「シャムロック」でニュークヨットクラブに挑み続けたサー・トーマスリプトン。
しかし5回の挑戦で一度もアメリカに勝つことは出来なかったこの悲劇の紅茶王に、ニューヨーク市民がTIFFANYに依頼して造らせ、友情の証として贈ったものだ。
喜んで受け取ったサー・トーマスリプトンだが、ぽつりと「私が欲しかったのはこれではないのだよ」とつぶやいたという。

そして、次にスバル興業の小林社長のご挨拶を頂き、続けて小島会長の「乾杯!」の発声を合図にウェルカムパーティの幕が開いた。

各テーブルに配られた特別に持ち込んだ600人分のシャンパンがあっという間に空になってしまったようで、あちらこちらで「シャンパン足りない!」
というドレスコードを身にまとっている紳士とは思えないヨットマンらしい声が聞こえた。

宴が盛り上がったところで遥々370マイルを掛けて西宮より参加をした「たまご丸」さんに対し、その心意気を評して「セイリングスピリッツ」賞を送らせて頂いた。
賞品はSAILRACINGのジャケットを男女それぞれを用意した。

そして、いよいよ女性限定のサプライズが始まった。あの女性の誰もが憧れるというTIFFANY製のダイヤモンドがヘッドになったネックレス「バイザヤード」の抽選だ。

ウェルカムパーティの入場チケットとなったバングルに打たれた通し番号と同じものが箱の中に入っているので、それを引き当てるというものだ。
その役はJSAF名誉会長の山崎達光氏にお願いした。

結果、幸運の女神がほほ笑んだのはこの女性。

当選したネックレスを首にかけようとしている山崎会長だが興奮しているのか、老眼だからか判らないがなかなかチェーンを止められない。

その様子を見て大喜びしているヨット業界の重鎮の方々。

余りに冷やかし過ぎた東京都連の藤沢会長がげんこつをもらっていた。この辺りはいつの時代も変わらない。

こうしてあっという間に時間が過ぎ、大盛況のうちに宴はお開きとなった。

最後はパーティを最後まで取り仕切って頂いた夢の島マリーナ、浦安マリーナのスタッフの方々へお礼を伝えて、翌日のレースに気持ちを切り替えた。


記:TYCレース委員会オフィシャルブログより転載