Event Report
2018.10.15
2018年9月15日と16日の2日間、第15回 ブラインドセーリング大会 (第7回東京湾ヨットクラブ対抗ヨットレース併催)に今年も参加してきました。
東京湾のヨットクラブがJ24という同じ艇種で腕を競い合うレースと翌日のブラインドセーリング大会、各5レースx2日、合計10レースです。
強風時のレースを考慮して、昨年から5名参加ということ。TYCは今年も7名で「TYC All Stars」として参戦してきました。
1日目の朝、主催のYCC(横浜クルージングクラブ)に0700集合、ブリーフィングと艇の抽選をして各艇に乗り込み、モーターボートに曳航されてぷかり桟橋に向かいます。TYCは8号艇でした。
くもり時々雨の中、軽風の風がビルの谷間から振れる難しいレースでした。
YYC Felixチームが素晴らしいハンドリングと読みで初日のクラブ対抗は完全優勝。
残る3クラブは最後まで2位争い。TYCは最終総合2位に僅差1点差で3位と残念な結果でした。
クラブ対抗戦後は楽しく美味しいパーティ、その後の反省会?では、翌日のブラインドセーリング大会連覇に向けてしっかりと作戦会議。
YCCのご厚意で貸していただいた大型クルーザの中でもしっかりと鋭意を蓄えました。
2日目、5クラブにブラインドセーリング4チーム、さらに海上保安学校ヨット部OBチームの計9艇。
昨年、台風の影響で天気が悪い中3レースでしたがTYCが優勝しているので、ディフェンディングチャンピオンとして連覇を狙います。
今回、陸上から見学する人達にレースを見せるということで、アビーム・アビームのレース。(初日の4レース目から通常の上下から変更)
レースとしては風の振れを読んで…という部分がないので、スタートと最初の回航が勝負を決めます。
第1レース、第1マークを2位で回航するも、第2マークで痛恨のタック判断ミス。6位となってしまいました。
その後、上位を狙うも、細かいクルーワークでロスもあり、最終的に5レースの総合成績は6位。今年は残念な結果に終わりました。
レース後の総合表彰式ではクラブ艇と一緒にレースをするようになって初めてブラインドクラスが総合優勝。
ヘルムを取ったブラインドの女性はこの大会に向けて練習を重ねてきたとのこと。
美味しい食事のパーティと素晴らしい演奏の中、TYC ALL Starsは来年の雪辱を果たすことを誓いました。
後日談:レース後、半月ほどした10月7日、TYC ALL Starsのメンバーが集まり、Zephyrosを使って練習セーリングを実施しました。
普段、それぞれ別の艇で乗っていますが、来年に向けて何度か練習を重ね、2015年クラブ対抗優勝、2017年ブラインド対抗優勝がフロックではなかったことを証明していきたいと思います。
横浜港は飛鳥のような大型国際船が出入りする港で、レース海面のみなとみらい21は、帆走禁止区域です。
そんな中で陸から近いところでレース開催するのはとても素晴らしいことです。主催関係者と運営のYCCに今年も感謝してレポートを締めくくりたいと思います。
記事:TYC ALL Stars:代表 TYCレース委員長 山本人一