Information From Race Committee
2024.03.25
レース運営記
いよいよTYCレース2024開幕戦です。
3月に入り週末ごとに強風が吹き荒れましたが、当日はレース初戦に相応しい(笑)超微風状態。
北東の風から予想では右回りに南に振れる見通しでしたが、スタート時点では60度方向から
ブローがコンスタントに入っており、その時点の風でイーブンに設置。
レースC・クルージングクラスのスタートは各艇ライン一線に並びみごとなアプローチでしたが、
LAHAINAⅣがドンぴしゃを狙いすぎたのか残念ながらのリコール。
その他各艇3~4メートルくらいの風の中をスタートしていきます。
レースA・レースBのスタートはオールフェアでしたが、本部船側に艇が集中し、スタート直前に
上下のケースが発生。衝突はなかったものの、非権利艇はスタート後に720度の解消を実施。
微風のため解消のためのタイムロスが大きかったようでした。
スタート後、風はどんどん右に振れ、片上りのコースに。
風もどんどん落ちましたが、皆さん集中力を切らさず、順調にマーク回航をしていきます。
レースクラスAが先行スタートしたクラスを抜いていき、トップ艇が下マークに到達する頃は、
風が60度くらい南に触れてしまいました。
コースチェンジを検討するものの、一部のクルージング艇は上マークのまだまだ手前で、
マークを上げることもままならず、そのまま続行を決断。
その後も超微風が続き、トップ艇が2上を回ったところでクルージングクラスはまだ1下を
まわったところ。
この時点で、レースCとクルージングは3レグでのコース短縮を決断。
風向も真逆どころか200度くらい右方向に振れました。
レースA.Bは最終のレグが上りのコースになってましたね。
変なコース取りになってしまいましたが、自然相手ですのでご容赦ください。
できるだけ長い時間レースを楽しんでいただけるようにするのが今年のコンセプトで、
各クラスとも最速1時間ちょっとから最終2時間半くらいのレースを楽しんでいただきました。
ご報告として、今回のレースでA艇・B艇間で接触のケースと抗議がありました。
乗員の負傷等はありませんでしたが、艇に損傷があるレベルでした。
抗議については、抗議艇からB旗が上がっていなかったため、要件を満たさないという判断と
なりました。(抗議艇からの取り下げもあり)
艇の損傷を伴う接触がありましたので、抗議が成立すれば両艇とも失格となる可能性もあります。
(権利艇であっても、接触しないための回避行動が求められます)
「ぶつけない」ことが最優先ですので、引き続き安全第一でよろしくお願いします。
久しぶりのレースを、楽しんでいただくことができ運営としても何よりです。
またコミッティー担当の皆さんもお疲れさまでした。
今年一年、安全にレースを楽しみましょう。
コミッティー:VEGAⅢ・GUMBOⅡ
帆走委員長 VEGAⅢ 堀内
TYC2024 YouTube https://youtu.be/C9v-AIjbKMc