東京ヨットクラブ

TYC第６戦　七夕レガッタ

開催日　　　　　　2011年7月3日
レース海面　　　ディズニーシー沖
風向　　　　　　 160〜180度
風速　　　　　　 5〜8 knot／S
距離　　　　　　 上下5レグ　約3マイル

朝の艇長会議で、この日の予報は、午前中風は弱く昼くらいから風が吹く予報であったので、風待ちをする可能性があることを伝える。

レース海面に着くと風速6 knot／ｓ前後の風があり、風向も160度くらいで安定しているので、定刻通りにスタートが出来るよう準備を行う。

曇りの予報が晴れたので気温も30度前後が予想され、熱中症対策も考慮し長時間になるレースは避けたいと思った。　風は強くなる予報であったが現時点の風速を基にコミッティマニュアルに従い上下マーク間は0.6マイルにし風向160度で上マークを設定。　

定刻通り10時にクルージングクラスとレースクラスCがスタート！

各艇慎重なスタートを行いラインから半艇身くらいの余裕があったので、リコール艇もなく綺麗なスタートとなった。

続いてレースクラスAとBが10時15分にスタート！

スタート数十秒前に、本部船寄りからボーンフリーハートがコースサイドに飛び出して来て、一旦スタートラインの内側に戻ろうとしたが、下側からの艇団に阻まれ戻りきれず、リコールとなるが引き返してリコール解消。

Forteもスタート数十秒前からラインギリギリを流していたが、下側からの艇団の押し上げによりリコールとなる。しかし解消せずにレースを続行してしまった。

レースクラスＡ・Ｂは、スタートライン上で混戦した状態となり熱いスタートとなった。

その後、風は8 knot／ｓ前後で多少南に触れたが大きなシフトはなく、ブローやパフを上手く掴んだ艇が先行した。

最初にスタートしたクルージングクラスのMalibuとレースクラスCのASTOが着順1位でフィニシュし終始安定した走りを見せた。

今回、TAISHOが2位、オージーガールが3位と大健闘！　
TAISHOは今年気合いを入れた船底のメンテナンスを行なっていたようだったが、その効果が発揮されたかもしれない。

今後の走りが楽しみである。

２上マーク回航辺りから、最初にスタートしたクラスに後からスタートしたクラスが追いつき始め、連続してマークを回航する状況が続き、レースを観戦している方としても、とても見応えがあった。

レースクラスＢは、軽風に強い隼スピリットⅡが良い走りを見せ着１位！　先月に引き続き２連勝となる。

レースクラスＢでは上位３位まで浦安マリーナ所属艇が独占した。

レースクラスＡでも浦安艇は好調で、先月、新しくなった艇としてレースクラスＡで初優勝したＣＡＶＯＫが連続優勝し、ＳＡＲＡも２位と好成績！

今回のレースは風が安定していたので、スタートやタックそしてコース取りでミスってしまった艇が、その後挽回するチャンス（時間と距離）がないまま、良い風を掴んだ艇がそのまま逃げ切った感じでした。

１０時にスタートし最初のフィニッシュ艇が１０時５５分台！

そして、最終フィニッシュ艇が１１時１４分台！

約２０分間にレースに参加した全艇（３２艇）が連続してフィニッシュし、各艇大きなトラブルもなくレースを無事終了した。

各クラスのスタート後、思ったより早めに風速が6knot→8knot前後に上がり結果的にはレースコースとしては短い感じになったがこの辺の予測は難しいところです。

各クラスの修正時間は数秒から数十秒差となっており、僅差のレースとなった。
ちょっとした判断が勝負の明暗を分けたかもしれない。

そこがレースの楽しさの一つでもある気がするが、今回、惜しかった艇は次回是非頑張って下さい。

レース後、各クラスの皆さんのレース距離について感想を聞いてみましたが、レース中は多くの艇との絡みがあり、時間は短かったかもしれないがとてもエキサイティングな楽しいレースだったとか・・・

暑かったので、早めにレースが終えられたので良かった・・　など・・

思ったより良い評価を頂きました。

表彰式では、各クラス３位まで東京夢の島マリーナ様より入賞賞品として、ポロシャツを提供して頂きました。

先月も「がんばろう日本！」のTシャツを頂き、毎回、ありがとうございます。


レース参加の皆様およびコミッティ担当の皆様お疲れ様でした。

コース設定やマーク位置などレース運営に対してご満足いただけなかったかもしれませんが、レース参加者の皆さんのご協力で無事レースが出来たことに感謝致します。
ありがとうございました。

来月は、毎年恒例のロングレースとして、東京湾ヨットレース（通称：保田レース）になりますが頑張りましょう。

ＴＹＣ第６戦　七夕レガッタレポート　≪本部船より≫
記：イーグルⅠ世　中村　正俊