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2023.04.24
【2023 Auckland クルーズ 優雅なる?船内食の記録】
2023年3月2日~3月6日
日本が寒けりゃ温かい南半球でクルージングを楽しもうぜ・・・と結成された「NZ5」
キャプテン 大野、アンカーマン DANDY、ディンギーマン 国分、そしてわれらがシェフ&アシスタントシェフ 木村夫妻。
まず第1弾はシェフ&アシスタントシェフ 木村夫妻。
今回のクルージングは全てアンカリング。レストラン無し。それがキーウィ流(らしい)。
なので、4日×5人×3回のすべての食事を 木村シェフ夫妻に作ってもらうことに。
57フィートの広々とした優雅なキャビンでシェフ特製の美味しい食事を堪能させていただきました。
その全レシピを余すことなくここに公開。
【番外 クルーズ゙前日:3月1日 America’s Cup艇体験乗船】
オークランド、Viaductにて
昼食
America’s Cup艇乗船場所前のレストランにて2種類のピザ。
乗船迄時間無くアルコール一切なし。
買い出し
スーパーマーケット(New World Victoria Park)にて4日間分の食料調達(アルコール、飲料含む) 計¥63,000
夕食
チャーター艇の停泊地、West Heaven Marina近くのSails Restaurantにて。
優雅な雰囲気、お客さんは皆お洒落して来ていました。お勧めです。
【第1日目 3月2日】Rangitoto Island, Islington Bayにて
朝食
(朝食は各自ホテルで)
昼食
ツナサンド(味付きツナ缶だったマヨネーズと玉ねぎでも思うような味にならず後悔)、コーヒ-&紅茶、イチジク
夕食
NZ産高級ヒレ肉のステーキ(160g/人)、ボイルしたポテトと人参、サラダ、コーヒ-&紅茶、果物
調理はシェフ自慢のフレンチスタイルの低温調理。温度計、低温調理用袋も持参。 ただ、先にボイルしたポテトと人参を温かくキープするのに苦労。
それでも仲間は「美味い」と慰めてくれた。
【第2日目 3月3日】Waiheke Island, Oneroa Bayにて
朝食
フレンチトースト、ベーコン、サラダ、果物、コーヒ-&紅茶、ミルク、オレンジジュース(秀逸)グレープジュース、ヨーグルト、メイプルシロップ
昼食前、ビールとパンの不足に気づきテンダーにて上陸。
小さいスーパーでワインも買い足し帰船。(上陸時ちょっとしたハプニングあり)
昼食
ポテトサラダ、パン、コーヒ-&紅茶、マスカット
夕食
キャベツとアンチョビのパスタ、パン、コーヒー&紅茶、デザートニ果物
5人前のパスタ、湯で加減は良かったがアンチョビの量がちょっと不足。でもNZ産のワインのお陰で完食となりました。
【第3日目 3月4日】Waiheke Island (Waitemata Gulf Ward ),
Man O‘War Bayにて
朝食
パン+チーズ、スクランブルエッグ、サラダ、果物+ヨーグルト、コーヒ&紅茶、オレンジ゙ュース&グレープジュース、
ご当地キウィはたっぷり堪能
昼食 冷やし素麺(日本から持参)
つゆと生姜も持参したが、ネギの現地調達を忘れた。(反省)
ワイナリー訪問
昼食後、Waiheki島のワイナリー ”MAN O’ WAR” を目指し
K氏操船のテンダーでI氏と2名で上陸。
前日テンダーで上陸した際波をかぶり懲りたので体一つで出かける。
(チルトアップ出来ない状態だったので浜辺に引き上げられず)
2人で綺麗なテイスティングルームで試飲も済ませ極上Wine2本購入しご機嫌。が、いざ支払いとなり2人共カードも現金も持参していない事発覚。慌ててK氏に連絡しカードを持って来てもらい事無きを得る。(お手数かけました)
夕食
スープカレー、パン、果物、コーヒ-&紅茶
持参したハウスの中辛カレーは良かったが大鍋が無く大小の2つの鍋で調理した為同じ味付けが難しく自信喪失。
ワイナリーの極上ワインの助けで完食となりホッとしました。
【第4日目 3月5日】Waiheke Island, Matiatia Bayにて
朝食 スクランブルエッグ+ベーコン、パン、サラダ
果物+ヨーグルト、コーヒ-&紅茶
昼食
Waiheki島へ全員で。
テンダーで上陸、20分程軽い坂道を上るとそこはこじんまりした観光通り。
数少ないRestaurantのうちOyster Barで生牡蠣で乾杯。
鶏の唐揚げ(和風)もペンネ・アラビアータも美味、でもFish &Chipsが今迄各地で味わった中でも最高でした。
上陸は気分転換にもなり、久々プロの作る普通の食事にありつけ皆満足。
不足したパンとバター、夕食用のワインとNZ産ロースハム、ポテトチップス等購入。
夕食
クルーズ最後の夜は、たっぷり残ったワインにあり合わせの食材で。
夕暮れ以降、空のグラデーションを堪能するうちいつしか星空に。
一同それぞれの「俺の!俺の!南十字星」を夜空に幾つも見つける。
全員出来上がってあぶない状況でした。
【第5日目 3月6日】 Auckland, West Heaven Marinaにて
簡単な朝食後無事下船。
【反省と感謝】
・船内調理は慣れない器具や食材との格闘だが普通でない状況を楽しめた。
・日本では立派な?ヨットオーナーが揃って後片付けに奮闘する姿、クルーにも是非お見せしたい!
・提供する人数はmax5名くらいが適当かも。
・1回は和食メニューを加えると喜ばれるのは以前のクルーズで経験済。
お勧めです。
・食材選びに失敗もあったが失敗を楽しむ余裕も必要。
・地元ならではの食材には蘊蓄を含め話がはずむ。
・今迄のクルーズでは地元のレストランで夕食が通例だったが今回はほぼ
全日程船内で毎食アマチュアの手料理。
それでも仲間は「美味い!」と言って慰めてくれた。持つべきは素晴らしい友!
【失敗事例】
・”Extra Virgin Olive Oil” の瓶にあった小さな赤唐辛子の絵を見落としオリーブオイルを使う料理が全て唐辛子風味となってしまった。
・普通のツナ缶を買ったつもりが味付き、しかも未体験の味。調理に苦しむ。
【クルーズ開始後判明した事実】
・ガスオーブンは事前にチェックするも着火せず最後迄使用出来なかった。
・キッチンは広く豪華だが人数(5人)に対しフライパンや鍋の容量が小さく
調理に不便だった。
・冷蔵庫に比し容量たっぷりの冷凍庫があったが確認不足にて役に立たなかった。
以上我々のささやかな船内食の記録でした。
(Nefertiti 木村記)