Event Report
2014年03月26日
朝の艇長会議では、今年からの安全対策、連絡体制とともに、「安全を守るのは自分の技量と判断であること」と、帰着後、表彰式までの時間、各艇が集まって懇親を深めてもらいたいということで、「豚汁パーティ」が準備されていることが伝えられます。
途中、予報に反して風は20ktを超えてきて、一部の艇から「リタイア」の連絡が本部艇に入ってきます。
各艇に配布された連絡カードに書かれた専用番号や、国際VHFでタイムリーにリタイアの連絡が入り、本部艇はレース艇状況の把握が出来ました。
レースクラスCでは今年からレースクラスCに移ってきた義船がトップフィニッシュ。
そんな中、トラブルのせいか、メインセールを降ろしながらも最後ジブだけでフィニッシュしたツルギスピリッツのシーマンシップが光ります。
クルージングクラスでは強風の中、3艇がリタイアしましたが、残る艇はリーフや小さ目のセールを選択しながらフィニッシュへ。
少し風は落ちてきたものの15kt程度の風の中、5艇がデッドヒート。
最後までクラストップフィニッシュが分からない混戦でしたが、安全に他艇を避けながら接触もなく次々とフィニッシュ。
なんと1分間に5艇がフィニッシュでした。
レースクラスCではトップフィニッシュ義船をなんと0.8秒、修正でひっくり返し、TEAM10Jrが優勝。 ちなみに2位と3位の差も0.7秒。
「あのジブの引き込みがもう少し早ければ…」そんな気持ちにさせる時間差、今年のクラス分け、レーティングを担当したレース委員(私ですが…)も心の中で「よっしゃぁ〜」。
今年からは上位艇の表彰だけでなく、ベストスタートやシーマンシップ、飛び賞なども設け、盛り上がります。
最後は表彰式に出られなかった艇の賞品をかけての「ジャンケンゲーム」
一番盛り上がったかもしれませんね!