東京ヨットクラブ

前日は一日降り続いた雨も上がって、曇天ながら　穏やかな風のレース日和となりました。

予定通り、艇長会議を終えてゲストとのカップリング。
全部で５０人弱のゲストと各艇が旗を頼りにカップリング。　アトリウムで記念撮影後、各艇に戻って出航です。

今回のレースはCB当番艇　Malibu IVが本部艇となりました。

海上は北の風、浦安　沖にスタートラインを設定し、ディズニーランドに向かって北上する0.8miles（往復１．６miles）のソーセージコースを設定。

参加18艇がそれぞれにゲストを乗せて、定刻　10:15　スタート。
軽風下の体験ヨットレースとはいえ、手加減をしている船はなく、18艇が横一線に並んでのスタートは、迫力がありました。

ほとんどの艇が、早めにタックをして右海面狙っていきます。

本部艇海域はコンスタントに風が吹いていたのですが、上マーク付近はしばらくすると風が落ちたようです。
好スタートでいち早く上マークに向かい回航を終えた先行艇がいる一方、上マーク付近の無風域につかまった艇も少なからずあり。

回航に苦労する艇と、いち早く回航を終えた先行艇との差が、大きく開いてしまいました。
風次第のヨット競技には付き物とはいえ、風の悪戯でした。

「風よ吹け」と祈りながら、力ないセールを見上げて、ため息をついたゲストも多かったことでしょう。
ジリジリとしながら、風を祈るのもヨットです。

船の速さをゲストに見せて、早々とゴールする船。　ゲストに出来るだけ長く帆走を楽しんでもらおうと時間を掛けて走る船ありで、それぞれの船がホスピタリティを発揮したレースでした。

12時のタイムリミットをすぎることなく、無事全艇がフィニッシュ。レース参加の皆様、お疲れ様でした。

レースが終わって、午後２時から表彰式が行われました。
体験レースらしく、いろんな賞が手渡されます。

ゆっくり最後まで楽しんだ艇には「のんびり賞」、他、「女性ジブトリマー賞」や、スピンを使わない艇の中で早かった「ＮＯＮスピン１等賞」など、笑いと拍手の表彰式です。

最後に、参加した子供たち全員に記念のメダルが渡されて、今年の体験レースも終了です。
参加してくれた体験者の中にいい思い出が残ったこと願うと共に、ご協力いただいた各艇オーナー+クルーの皆さま、ありがとうございました。

来年もたくさんの皆さまのご参加をお待ちしております。

コミッティ　Malibu　牛場一郎