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イベントレポート

Event Report

大型連休前半の4月29日(日)に開催された、第1回東京湾スバルザ・ダブルハンドヨットレース!

早朝5時からレース運営の皆さんが準備を行っていました。

このような大会は、多くの運営の皆様のお蔭で成り立っております。
本当にありがとうございます。

参加する73艇の出艇申告もスムーズに行われました。

ゴールデンウイークは強風が吹き荒れることが多く、レース前からその心配をしていましたが、当日の朝は微風。

天候は晴れていましたが、もやっていて視界は3〜5マイルで、海ほたるや風の塔が見えない状態でした。

スタート時の風は東3ノットの微風でしたが、参加した艇には初めてダブルハンドに挑戦する選手も多く、強風で艇のコントロールが出来なくなるようなことを考えれば、とても穏やかな風で緊張がほぐれたと思います。

今回80艇限定の参加艇数に対し、申込みと事前審査等で73艇の参加となりましたが、全艇が本部船へ海上エントリーし、スタートラインを流している光景は壮観でした。

前日のウェルカムパーティで、ティファニーの素晴らしい優勝カップやクリスタル楯を観た各選手の意気込みも、MAX状態だったのでは・・・

スタートラインはかなり長く設定されており、ラインを機走で流すだけでも結構時間が・・・ 

そして、引潮の影響が意外とありレースコースサイドへ流される傾向があった。

そんな中、73艇は思い描いた作戦でスタートを待ちわびていました。

予定通り8時55分にAクラスの予告信号が掲揚され、9時00分に33艇がスタート!

ライン中央から本部船寄りでスタートした艇がブロー帯を掴み、大型の義船艇とディンギーのようなSAMOA艇の行き足が良かったようだった。

他の艇もスタートライン一杯に広がりスタート!

その後、東の微風に対してアウターからスタートしたCAVOK艇や、軽排水量のSAMOA艇、Varoom Roadstar艇、ツパマロス艇が行き足を延ばして行った。

Aクラススタート15分後の、9時15分にBクラス40艇がスタート!

東風に対し混雑していたアウターを避けて、本部船側1/4くらいから良いスタートを切ったのが隼スピリットⅡ艇! 

フレッシュウインドとブロー帯に上手く乗り他艇を一気に引き離し快走!

その後、スタート時は東の微軽風だったが、どんどん風が弱くなり各艇の行き足が止まりだした。

この日の風は南に振れる予報だったが、10時過ぎにレース海面では西風にシフト。

西風は徐々に北西にシフトし、風速も4ノットから6〜8ノットに上がってきた。

微細なトリムを行った艇が僅かなブロー帯に乗り先行出来たが、その中でもAクラスのSAMOA艇がダントツの走りを見せ回航マークへ1時間32分で到達!

大きなジェネカーが一際目立つ!

SAMOA艇が回航する際、回航マークに待機していたマークボートや観覧船によると、後続艇はまだまだぼんやり艇が見る程だったようだ!

風が安定してきて後続艇も次々に回航マークに近づいて来るようになり、CAVOK艇が15分遅れで2番目に回航、次にVaroomRoodster艇、ツパマロス艇と続く!

Bクラスのトップ回航は隼スピリットⅡでスタートから2時3分!

マーク回航後は、ポートのクローズリーチだったが、その後風は西から南西に振れ、各艇スピンやジェネカーをホイストしダウンウインドでの帆走。

コース上には大型船舶が数か所停泊していたが、左右どちらを通過するか・・・

更にコース上を横切る大型船舶を、どう交わすかが難しい判断だったかもしれない。

12時過ぎに風は西から南西10ノット前後に上がり、ダウンウインドで艇速も5〜6ノットで快走! 

そして、AクラスのファーストホームはSAMOA艇! 
BクラスはPASTIME2!

隼スピリットⅡは早かったが、リコールのため5%タイムペナルティで修正着順3位となってしまった。

その後も、風は安定して吹き最終艇も14時32分でフィニッシュ!
スタート時は、微軽風でどうなるかと思ったが後半は安定した順風でトラブルもなくレースは終了した。

第1回目の東京湾スバルザ・ダブルハンドレースとしては最高のコンディションでレースを終えることが出来たと思う。

気になるレース結果は次の通り

Aクラス
優勝  TUPAMAROSS(P.C.G 747OD)(浦安)
2位  Varoom Roadstar(Melges24)(浦安)
3位  ボーンフリーハート(YOKOYAMA30R)(夢の島)

Bクラス
優勝  マニジュ(YAMAHA23Ⅱ)(浦安)
2位  イーグルⅠ世(YAMAHA23Ⅱ)(夢の島)
3位  隼スピリットⅡ(TAKAIミニトン)(浦安)

ファーストホーム
Aクラス SAMOA(Bohica85)(サニーサイド)
Bクラス PASTIME2(イオロス26)(YBYC)

以上、各クラス3位まで表彰された6艇中、浦安マリーナ所属の4艇が表彰され、あの羨望のティファニーカップはAクラス、Bクラスとも、浦安マリーナ勢へ授与された。

表彰式では、NAUTICA/VILLJAPAN、ノースセール・ジャパン、セールレーシング様に協賛を頂き沢山の商品を副賞としてご提供頂きました。

ありがとうございました。

今回のDHYRは、前日のドレスコードのウェルカムパーティなど、普段の大会とは違った雰囲気で開催されましたが、このようなお洒落な感じもいいものですね!

レース運営関係者及び参加者の皆さま、大変お疲れ様でした。

DHYRが来年以降も東京湾の名物レースとして盛大になっていくことを願っています。


記:TYC広報委員会 中村