福島みちこの マリナ・デル・レイ レポート

 

 夢の島マリ−ナ 福島みちこ

 
 私の夢がかなってマリナデルレイに行くことが出来ました!! 毎年12月に夢の島マリーナで行われるイルミネイションボートパレード&コンテストで 皆様に助けをいただきながら、アナウンスをさせていただいていますが 毎回たくさんのお客様に参加して楽しんでいただきたいと心から願っています。 そして、(本場の)マリナデルレイのボートパレードを1度見てみたいという思いが心に沸いてきていました。 皆様のご協力をいただいて、それが実現できました(^.^)V

 今回のマリナデルレイホリデーパレード参加艇は44艇でした。 ボートレース用の8人の手漕ぎボートから112fのメガヨットまで様々なボートが参加していました。 また飾りつけも様々でした。1つのライトを点けた22fのボートやペンライトだけの楽しそうなボートもありました。参加艇の皆様の楽しみ方がとても上手に思いました。 優勝候補と思われるきらびやかなボートやヨットの中で。優勝したのは、34fのBeneteau「French made」でした。 テーマは「The Nutcracker」で大きなくるみ割り人形が12本のロープを使って手足が動くアニメーションで 4人の奥様方がバレリーナになって楽しく踊っていました。 パーティーでオーナーのKastnerさんに話を聞きました。 KastnerさんとスキッパーのBannisterさん、男性2人で4週間以上かけてすべて手作りしたそうです。 地面にチョークで人形の絵を書いて、ワイヤーで形を作り、雨が降ったら家に入れて作業もし 大変疲れたと笑顔で話してくれました。 パレードは16年目の参加で4回目の賞を取ったそうです。 毎年、自分でアイデイアを考えテーマをどうしようかと家族に相談しているそうです。 来年、東京へ行くのが楽しみと言ってくれました。 惜しくも優勝を逃した他のボートオーナーから優勝の秘訣を聞かれていて忙しそうでした

 私が一番印象に残ったのは、それぞれのボートから、音楽や賑やかな声が聞こえて、衣装を着けて踊ったり 本当に仲間たちと楽しんでパレードに参加しているように見えたことです。 私の中のパレードは観客の皆様に楽しんで見てもらう事と思っていましたが、パレードに参加している人たちが 楽しんでいるから見ている人も楽しめることに気が付きました。 また、このイベントのスタッフ全員がボランティアでほとんどが女性でした。がんばりたいです!!


 
 
 
  California Yacht Clubのかわいいクリスマスデコレーション

 
 

 そしてまた、東京ヨットクラブ皆様のおかげで思いがけないすばらしい体験もできました。 一般人の私が、マリナデルレイのいくつかのヨットクラブやマリーナを見学し話を聞くことができました。 ありがとうございます。 マリナデルレイには7000のプレジャーボートとヨットが係留し9つのヨットクラブがあります。 マリナデルレイができたときに、近郊のヨットクラブが移って集まってきました。 この9つのヨットクラブは各バースを持っていて経営もしています。 アメリカではヨットクラブに所属していると、アメリカ内どこのヨットクラブも利用できるそうです。 アメリカ人は世界中のヨットクラブも利用できると思っていますが、実際は出来ない事もあると聞きました。 オーナーの皆様は自分に合うヨットクラブを選んでメンバーになっています。

 最初に訪れたのはDel Rey Yacht Club(305slips ※Slipsはバースの数) 通常ヨットクラブに入会するのは数名の紹介者が必要でとても厳しいけれども、ここDel Rey Yacht Clubは 本当に海やヨットが好きで遊びに来てメンバーと飲んで気が合えば、その場でメンバーが2名以上の紹介者に なってくれるようなアットホームなクラブだそうです。 クラブ運営で大切にしていることは、500人のクラブ員がみんな同じ情報を持てるようにして パーティー、レース、ドライブ観光等のイベント参加が決まったグループだけにならにようにしていると 話してくれました。 クラブハウス内のかわいいクリスマスデコレーションが素敵でした

 次に夢の島マリーナで行われるイルミネイションボートパレード&コンテストの優勝者 (今回はアルカデイアの野口さん)のための歓迎ランチを開催していただいたCalifornia Yacht Club(325 slip)です。 プロの経営管理のスタッフが10人いて結婚式場、パーティー会場等も経営しています。 3つクラブから成り立っていて、クラブメンバーは1500人、年間415のイベントと90のレースがあります。 クラブ運営で重要なのは、新しいメンバーを増やし、教育と社交に力を入れているそうです。 子供が海を好きになるように、メンバー以外でも参加できるジュニアセーリングやジュニア手漕ぎボートプログラムや40〜70才の女性のためのセーリングクラス等の性別や年齢別のイベントがあります。 平日の訪問でしたが、メンバーの方がマリナデルレイ一望のレストランでカードゲームに興じたり 読書をしてのんびり過ごしていました。 このクラブは、ボートの修理と桟橋を管理する専属DOCK(マリーナ業務)を持っています。 DockmasterのDoyleさんは明るいヨットマンでした。 営業時間は9:00〜17:00で月.火曜日が定休日 お客さまに怒られて謝ってばかりと話してくれました。 大切にしているのは、お客様とのコミュニケーションとの事で勉強になりました。

 翌日、Santa Monica Windjammers yacht Club(250slips)を訪問 びっくりしたことに、以前東京ヨットクラブを訪問したDaveさんが会長になっていて 素敵な顔写真が入り口に飾ってありました。Daveさんは以前、マリナデルレイのFairwind Yacht Club会長でした。 その後、South Coast Corinthian yacht Clubの会長さんに出会いました。 最後にMARINA DEL REY MARINA(1377slips)のMrina Manager、女性のSummersさんと ゆっくり話しができました。 Summersさんはニュージーランド人で、ここにヨットも持っていてご主人と先日もニュージーランドに 行ってきたとの事でした。 小さいオフィスにスタッフが8名でほとんどが女性です。 営業時間は8:30〜17:00で定休日なし Summersさんは自ら歩いて桟橋チェック用紙を持って、マナーの悪いお客様には連絡してよく話し合うとの事です。 他で聞いた「お客様に謝って大変な仕事ですか」との質問にびっくりされて謝る仕事ではないとおっしゃていました。 つらい事はまったくなくて、仕事が楽しいと素晴らしい笑顔でした。 一番大切にしているのは、古いお客様と新しいお客様のコミュニケーションをとることと考えているそうです マリーナのイベントは、コミュニケーションのためのパーティー(BBQ、音楽等)の他 月に一回、海やヨットのノウハウや安全セミナー等Summersさんが講演しています。 尊敬することがたくさんあり、厳しさと優しさを持ち合わせたSummersさんがとても素敵でした。 私にとって楽しい時間でした。 今回アテンドしていただいたLouisさんは、このマリーナに35fのEricson(船齢35年)のヨットを持っています。 彼はこのマリーナに110 slips を持つ、Venture MacGregor Feel of Manina del Reyのクラブメンバーです。 レースクラブで、クラブハウスはマリナデルレイ以外にあるそうです。 Louisさんと奥様のMaiさんには、みんなでマリナデルレイ内を案内していただきました。 いろいろ考えてたくさんの手配をして力を尽くしていただいた、お二人には、本当に感謝です。 ありがとうございます。 そして、どのクラブからも東京ヨットクラブのメンバー方へ、是非遊びに来て、レースやイベントに参加し お酒を飲んで楽しみましょうとの事でした。 この体験と出会いをしっかり心に留めて、大切にしたいと思っています。 このようなすばらしい機会を頂き、皆様に本当に感謝しています。 どうもありがとうございました。

 

 
 
マリナデルレイに寄航中の大型帆船

 


California Yacht Clubのすばらしい眺め
 
 
Louisさんのヨット「Venteux」で
マリナデルレイ案内をしていただきました

 


歴代のレーストロフィーを飾っているDel Rey Yacht Club
 
 
素敵な眺めも楽しめるDel Rey Yacht Clubの2Fレストラン

 


Del Rey Yacht Clubでバージ交換をしました
 
 
California Yacht ClubのDockmaster、Doyleさんに
マリーナ案内と話をしていただきました

 


YACHT SALESのDASTURさんご家族と
レストランで会いました
 
 
Marina City HotelにてボートパレードのAwards Party

TYC坂田名誉会長の娘ご夫妻、
ロサンゼルス在住のダグラスさんと佳子さん

 

 
 
最後の夜をサンタモニカのレストランで楽しく過ごしました、ありがとうございました